前モモがパンパンに張って太くなる立ち方について<過伸展>

森拓郎ブログ

足元から顔までを美しくするボディワーカーの森拓郎です。
今回は、前腿の張りを改善する立ち方について。

最近の取材や撮影などで、
よくご指導させて頂くのですが、
立ち方って難しいですよね。

実際、ジっと立っているより、
歩き方など、普段の動作も凄く大事ですが、
立つという基本的な動作でも、
気づけるところってたくさんあるんですよね。

たとえば、正しい姿勢って?

という場合、何をもって正しいのかどうか・・
によると思うので、正しいかどうかはわかりませんが、

一般的に綺麗な、いい姿勢と言われる姿勢は、
見せる時以外は、あまりよくないんじゃないかな・・

というのが私の意見です。

例えば、このような姿勢。

姿勢2

一見いい姿勢なのですが、腰が凄く反っているように見えますね。
一般的に、肩甲骨を寄せて胸を張るという行為は、
美しく見せる方法としては良いのかもしれません。

しかし、肩甲骨を寄せすぎると、前に肋骨が突き出してしまい、
腰も反りすぎてしまう傾向にあります。

猫背の改善を狙いすぎて、安易の肩甲骨を寄せる・・
という行為を気にしていると、逆に肩や首が張ったり、
腰の筋肉も張ったり・・とあまりいいことがありません。

もちろん、綺麗に見せたい場合は別だと思いますが。
これが正しい姿勢だとは思えませんよね。

あと、もうひとつ、意識していなくても、勝手にこういうふうに
なってしまう傾向として、膝の伸ばしすぎがあります。

”過伸展”といって、膝を全部伸ばしきってしまうことを
真っ直ぐだと勘違いしている人が多いんです。

どういうことかというと、立っている状態で、
限界まで膝を伸ばしきっているのは、これはいき過ぎだということ。
膝を限界まで伸ばしきると、前モモに力が入りすぎてしまうのです。

すると、自然と腰は反り越しになりやすくなりますし、
体重は外に乗りやすくなります。

つまり、真っ直ぐ立っているという意識がずれているだけで、
前モモと外モモが張ってしまうということなんです。

O脚の人なんかはかなりこの癖が多いんですよね。
膝を伸ばしきると、O脚になる・・・。
そりゃ、過伸展したらそっち方向に力が入るので、
なりやすいのです。

自分でO脚を作っている・・なんてこともよくあるんです。

立っている時に、膝を伸ばし切った時と、
少し曲げた時の足の裏の感覚を比べてみてください。
膝を少し曲げると、足の内側にも体重が乗る感覚があるはずです。

この感覚がなくならない範囲まで膝を伸ばせるところ。
これが膝の真っ直ぐですね。
その感覚がなくなってしまうところは、膝を伸ばしすぎの過伸展・・
ということですね。

そして、親指の感覚のあるところまではモモの筋肉が緩んでいるのに対して、
膝を伸ばしきると、前モモと外モモがカチーンと緊張するのもわかるはずです。

だと、どうでしょう。今度はこの写真です。
姿勢1
これ、単に膝をかるーく曲げてもらっただけです。
これだけで、モモの緊張も腰の緊張もなくなり、
結果的に首や肩の緊張もなくなるということです。

同時にみてみましょうか。
姿勢3

前モモがパーンと張っているのを気にしている人は、
まずここから注意してみるとよいかもしれません。

もちろん、他に使い方を注意する・・
というところがかわれば、もっと変化しますよ~。

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reporter -ルポルテ-

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