足元から顔までを美しするボディワーカーの森拓郎です。
世の中でカロリーがあるのは、
三大栄養素といわれている
・炭水化物 1gあたり4kcal
・たんぱく質 1gあたり4kcal
・脂質 1gあたり9kcal
この三つの栄養素です。
その他のミネラルやビタミンといった
微量栄養素はカロリーがありません。
カロリーカロリーといっても、
これらの内訳がちゃんとしていないと、
太るも痩せるもめちゃくちゃになっちゃうんです。
で、よく言われるのが・・・
たんぱく質が足りていないので、
たんぱく質をしっかり摂りましょう!
というワード。
ちなみに、理想とされるたんぱく質の量は、
体重1kgあたり、1gのたんぱく質。
つまり、体重50kgだと、50gくらいのたんぱく質が
一日で必要になる目安になるんです。
日本人の30代の平均体重が
男性68kg 女性51kg
なのですが・・・。
だいたい、男性70gで、女性50gの
たんぱく質が必要ってことですね。
よく、日本人のカルシウムがたりていないとか、
国民の栄養調べででてきたりするんですが、
実際たんぱく質はどうなんでしょうか・・・。
はい。どん。
おおおおお~年々減っていますねぇ~。
でも、よく数字をみてみてください・・。
一番最新の2010年。
男性約75g
女性約60g
とりあえず、昔と比較するとタンパク質の量は減っていますが、
摂取基準の平均は通常満たしているようです。
ですから、たんぱく質を声高に足りていない!
ということではないんですね。実は・・。
残念ながら、太っている人はたんぱく質が足りていないとか、
ダイエットしている人は足りていない・・
という根拠がないので、経験上ではあるのですが、
確かに、積極的にたんぱく質を摂れている人は少ないように
感じるのですが・・・。
たんぱく質は、肉や魚、豆を食べないと摂取できない栄養素では
りませんから、案外他の食事でとれている可能性もあります。
むしろ、1995年時点でのたんぱく質の摂取量は、
驚くべきたくさんな量ですが、
だからといってそれぐらいの時代の人たちが
スタイルが良かったとか、筋肉隆々だったというわけではありませんから・・。
たんぱく質の摂取量だけが肥満や病気に関与しているとは
言い難いんですね。
もちろん、たんぱく質を摂る必要がないということではありません。
たんぱく質はとても重要な栄養素ですから。
だからこそ、しっかり考えていくべきだと思います。
話はかわりますが、
日本人の総摂取カロリーは、
昔と比べて増えているか、
減っているかご存知でしょうか?
増えている
と思う方が多いかと思われる方も多いと
思いますが・・・実は
高度経済成長期1960~1970年代 2200kcal 前後
2010年 1850kcal
なんと、高度成長期と比べると、
350kcalもカロリー摂取量が下がっているのです・・・。
たんぱく質といい、
摂取カロリーといい、
本当にこの統計を信じていいのか疑わしいですね(笑)
ただ、厚生省の大規模な調査では、
こういう数字が明らかになっているということです。
摂取カロリーは減っていますが、
肥満や病気は統計上増えているのは現状です。
病気が増えているのは、
検査を受ける人が増えたとか、
検査技術の向上によって病気を見つける技術が高くなった
とみる場合もあります。
病気に関しては医療の問題もあるので、
栄養摂取だけでは一概に言えない状況だと思います。
肥満はどうでしょうか?
肥満に関しては栄養状況は多いに関係していると思います。
次に出てくるのは
身長・体重の推移です。
やっぱ、体重は増えているんですよね~・・・。
ってちょっと待ってください。
たんぱく質は年々減っているはずなのに・・
交差するように平均身長は伸びています。
たんぱく質って骨や筋肉を作るんじゃ・・
ましてや、カルシウムも不足してるって言ってたやん・・
でも、最近は横ばいといえど、
戦後からグイグイ伸びる平均身長に謎ですね。
身長が増えているわけですから、
体重が増えるのも当然なんじゃ・・と思ってきました。
結局、なるようになっているんじゃ・・
とも思ってきますが、
これでは何も進みません。
健康的で、美しいスタイルを作るためには、
どういう栄養素をどういう風に摂るべきなのか?
これを考えていかないといけないんですね。
少なくとも、昔はなかった病気が増えている原因として、
ここで昔と違う何かを考えるとすれば
炭水化物 米 → 小麦
たんぱく質 豆・魚 → 肉
脂質 摂取少 → 摂取多
と代わってきているところでしょうか。
たんぱく質の摂取が減った分、
揚げ物や間食、肉類などの増加で、
油の摂取量だけでなく、質も悪くなっているのが
原因として考えられます。
炭水化物も米よりパンや麺が増え、
以前より油を多く摂取する機会が増えました。
脂質の摂取量は食べる料理の種類によっても
左右されますから、
低脂質の和食から比べると、摂取量は格段に増えます。
戦後と現代のPFC(三大栄養素のバランス)
をみても、バランスを崩しているのは、
たんぱく質少の脂質多の部分でした。
それでも、総摂取カロリーは
減っているそうですけどね・・・。
さて、今回はたんぱく質についてというより、
厚生省の調査について、考察してみたけど、
なんか意外な結果だな~という感じの感想になってしまいました。
現実、このグラフと本当に一般の皆さんが
当てはまるのかどうかはわかりませんが、
次回は適切なたんぱく質の摂取の仕方について、
考察していきましょう。
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